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【実施レポート】EAP(緊急時対応計画)訓練および避難・消火訓練の実施
滋賀レイクスでは1月11日(土)12日(日)に滋賀ダイハツアリーナにて「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON B1リーグ戦第17節 滋賀レイクス vs 島根スサノオマジック 」を開催するにあたり、開催前日の1月10日(金)に運営スタッフによる「EAP(Emergency Action Plan)=緊急時対応計画)」の研修及び、開催中の施設火災発生を想定した避難・消火訓練を実施いたしました。
本研修及び訓練は2024-25シーズン開幕前の10月にも実施しており、今季2回目となります。
滋賀レイクスのホームゲームでは前節(1月5日開催)において、ハビエル・カーター選手がプレー中に一時意識を失い、EAPが発動する事象が発生いたしました※1。
今回の研修はシーズン開幕当初より実施を計画していたものですが、本件の発生とそこで得られた経験と教訓を踏まえ、避難訓練と併せてチーム関係者やご来場いただくすべてのお客様にとって安心安全に試合開催を行うため、今回の経験を踏まえて内容を検討して実施いたしました。
※カーター選手は救急搬送後、入院して精密検査と経過観察を行なっております。
EAP(緊急時対応計画)研修
スポーツ現場では心臓突然死のリスクが安静時に比べて17倍高まると言われています。また、激しいコンタクトを伴うバスケットボールでは、試合中に選手が重傷の怪我を負うリスクも高く存在します。
プレーを行うアスリートだけでなく、スポーツ興行時には弊社開催試合の平均で4000名以上のご来場があることから、あらゆる状況にも冷静かつ迅速に対応を行えるようにするため、①試合中にコート上で要救助者(試合関係者想定)が発生した事態、②試合中に観客席で要救助者(ご来場者様想定)が発生した事態ーの2つについて、対応訓練を実施いたしました。
EAP研修にはホームゲーム運営に携わる滋賀レイクスのフロントスタッフに加え、チームから阿部慶太郎ヘッドアスレティックトレーナー、北山修子ストレングス&コンディショニングコーチ、近藤一穂アスレティックトレーナー、奥村雄真アスレティックトレーナー、北村崇之チームドクターが参加し、要救助者の安全とプライバシーの確保、救急要請や搬送の際の注意事項を確認しました。
参加したスタッフからも救急措置中のシールド(観客席からの目隠し)の設置の仕方や、通路の狭い観客席における搬送方法についてなどについて質問や意見が出るなど、予定の時間を超過して多くの観点から確認と実践訓練を行うことができました。
避難・消火訓練
滋賀レイクスのホームゲームでは昨年10月20日の試合開催中に火災報知器が作動し、試合が中断する事象が発生しました。この時は誤操作により火災の発生はなかったことが確認されていますが、その際に実際にスタッフが緊急事態配置についており、本件対応時の教訓も踏まえて避難誘導訓練を実施しました。また、今回は初めて消火器を使った消火訓練も実施しております。
また、訓練の終盤には滋賀ダイハツアリーナに設置されているAED(自動体外式除細動器)の目視確認を行いました。
滋賀レイクスでは、プレーする選手たち、ご来場いただく観客の皆様、運営するスタッフの全ての皆様が安心安全に過ごせるホームゲーム運営を行っていくために、定期的に緊急時の対応訓練を実施しています。
今後もあらゆる事態を想定し、いざという時に迅速かつ万全な対応を行えるように備えを Lake upさせてまいります。