2025年 新年のご挨拶とBプレミアに向けて
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠に有難うございました。クラブを代表して厚く御礼申し上げます。
2024年は滋賀レイクスにとって、「新時代の幕開け」という言葉が相応しい1年だったと振り返っております。 昨年はB.LEAGUEの歴史の中でも二つの史上初として、「1シーズンでB2優勝しB1復帰したクラブ」「B2降格後で集客が増加したクラブ」を多くの記録達成とともに実現しました。特に、滋賀レイクスとして初のタイトルとなった「B2優勝 / B2西地区優勝」や、クラブ史上最多となる主催試合「来場者4,691名の達成」は新時代のレイクスを象徴する実績となりました。それが熱源となり大きな機運になり、困難を極めた「Bプレミア参入」の扉を開き、新時代が幕を開けました。
「Bプレミア参入」が決定したことで、滋賀レイクスにとっては、次のフェーズ「新時代 ”10→100”」のスタートラインに立つことが出来たと位置づけていきます。創業以来の各時代の積み重ねと、数々のハードルを乗り越えてきたクラブの歴史を誇りに思いつつ、創業~bjリーグ参入までを0→1、Bリーグ参入 / B1復帰~Bプレミア参入決定までを1→10だったと振り返り、”10→100” の「新時代」のスタートライン上にいる私達は、10倍以上の成長と可能性を掴み取りにいけるステージにたどり着きました。
一方、このフェーズにおいては、”10→100”と上積みが大きい分、同じくBプレミア入りが決定しているライバルクラブとの現時点でのギャップが大きいのも事実です。Bプレミアが開幕するまでの今シーズン(2024-25)と来シーズン(2025-26)、レイクス史上最大の事業成長を果たすことがクラブとして必至であり、Bプレミアに向けた経営基盤獲得の勝負の2シーズンとなります。
事業成長像としては、パートナー部門ではオーナー関連企業に依存しない売上構成と売上向上、チケッティング部門では集客力とエンタメ性をドライバーにした収益性、その他部門も同様に成長していき、今シーズン含めた2シーズン後に約160%増 / 3シーズン後に約180%増の事業規模に成長させる必要があります。特にパートナー部門とチケッティング部門においては、ベンチマークすべき他クラブの売上と比較しても約2倍の差=ポテンシャルとも認識しており注力していくべき領域となります。
地方クラブとしての歴史の積み重ね、皆様からのご期待やご支援のお陰様で、滋賀レイクスの地域性や公益性は益々高まってきていると自覚しております。Bプレミアに向けた経営基盤の獲得もさることながら、クラブが永続的に存続し発展していく未来の担保は一番の存在意義と責任だと考えております。その為にも、健全な売上構成に向けた事業成長が不可欠であり、パートナー企業各社様やブースターの皆様からの益々のご理解とご支援を頂けますよう、そして共に飛躍していけますよう、一層の覚悟と緊張感を持ってクラブ運営を進めて参ります。
高い目標設定をしていることもあり、クラブ一丸となり前に進んでいくことはもちろん、ステイクホルダーの皆様からのより一層の共感や賛同、ご支援を賜りたく、昨年より企業理念【LAKES STATEMENT】を新たに策定いたしました。”Lake up” という言葉を共通言語に、企業としての存在意義や行動指針を明確にし、同時に中長期目標【LAKE UP 5 GOALS】、Bプレミア参入までの達成目標項目として【3UP CHALLENGES】を設定いたしました。
現在の競技成績に関しましては、2勝24敗と厳しい結果となっており、そこに関しましては申し訳ない気持ちで一杯でございます。しかしながら、先日お伝えさせて頂いた通り、今シーズンはこのメンバーで戦い抜くことを基本路線とし、一つでも多くの勝利と、先々に向けたチームのレベルアップを変わらず追及して参ります。中期的な視点においても、今シーズンの選手やスタッフを中心にチームをビルドアップさせていく方針、「2026-27シーズン Bプレミア初年度でのCS出場 / 2028-27シーズンまでのBプレミア優勝」という目標設定が変わることはありません。
今シーズンより、”Winning culture” の醸成期から構築期へ、将来的な定着期へと進めていきたいと開幕前にお伝えいたしましたが、厳しい戦績の中においても、チームの戦いぶりや、過去最高を大幅更新した昨シーズンを更に上回る「ホームゲーム平均来場者数4,337名(今季11試合終了時点)」の大声援から、”Winning culture”の構築はもがきながらも皆様と一緒に少しずつ着実に前進していることを実感しております。
このような戦績の中、ブースター・ファンの皆様、パートナー企業、行政の皆様の心強いご声援とご支援に心より御礼申し上げます。この感謝の気持ちは、将来必ず結果でお返しいたします。
Bプレミア参入決定と、新時代の幕が開けて迎える新年のスタートです。「プレミアのその先へ」を掲げて2025年を、そして未来に向かって皆様と一緒に進んでいきたく存じます。
本年も変わらぬご支援とご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
Lake up together
今日より明日を素晴らしいものに
株式会社滋賀レイクスターズ
代表取締役社長
原 毅人