【ゲームレポート 2024/10/19】第3節 vs琉球ゴールデンキングス GAME1
試合会場 | 滋賀ダイハツアリーナ |
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公式入場者数 | 4,456人名 ※レギュラーシーズンクラブ記録更新 |
アナリティクス
チームスタッツ
BOX SCORE
ハイライト
試合後コメント
前田健滋朗HC
- 総括
- 今日の試合が始まる前に、今週は滋賀レイクスとしては非常に大きいプレミア参入が決定して、今クラブが上昇気流にある中で、その勢いに乗って今日の試合を勝利できたことというのは意味のあることだと思います。
今日来ていただいた皆さんもそうですし、滋賀レイクスを取り巻く全ての皆さんにとっても非常に大きな1勝だったなと思っているので、本当に皆さんと一緒に掴んだ勝利でした。試合に関しては、全員の選手が出せる力をしっかりと出してコート上でパフォーマンスをしてくれたと思っています。
その中にはもちろん、短い時間の選手もいましたし、長い選手も、そしてコートに立てなかった選手も、しっかりとチームのために行動してくれたことが、今日の形になったなと感じています。非常にチームとして一つステップアップできた試合でした。
明日に関しては、琉球さんはこれで終わるチームではないですし、明日は目の色を変えてうちを叩きのめしに来るだろうと思ってるので、我々にとっては一つ勝つことで次の勝利というのは難しいと自分は常に考えています。一つ勝てば二つ、勝てば三つ目、三つ勝てば四つ目が難しいものになる、それは対戦相手が目の色も変えてきますし、なんとかうちを倒そうとやってきます。なので今日より難しい明日の試合を勝つために、しっかりとこの1日でステップアップすること、そして琉球さん以上のものを持って明日試合をすることが一番大事だと思っています。
ただ、そこを乗り越えることができればさらにチームはステップアップできると思っているので、その大きなチャレンジを明日したいと思っています。
- Q.試合は後に森山選手が今日楽しくできましたと言っていたが、その要因は?
- 普段の練習厳しすぎるんですかね。笑
分からないですけど、やっぱりチームとして非常に形になってきつつある、チームとしてディフェンスができて、オフェンスができるようになってきたというところが大きな違いかもしれないです。 それが、もしかしたら一言に現れているのかもしれないです。本人に聞いてもらった方がいいかもしれません。
(宇都宮でいいゲームができたからというのもあるのか)そこももちろんありますし、その週その週で出た課題を、しっかりと選手たちが取り組んで練習をして、意識してプレーをしてくれていることが一番かなと思っています。チームとしてオフェンスをするといったら、チームメイトのためにいいスペースを取るだったり、チームメイトのためにいいスクリーンをかける、いいパスを出す、ディフェンスであればコミュニケーションを取るだったり、少しポジションで助けてあげるだったり、ボールマンにプレッシャーをかけるだったり、そういったところのつながりというところを特に今週意識的にやってきましたし、そこが一つ先週からステップアップしたところかなと思っているので、宇都宮戦がどうだったかというよりかは、自分たちの課題をしっかりと把握して改善してというところかなと思っています。
- Q.今日は最後まで集中力が切れない守備が見えたが、どのような守備を意識したのか?
- 特に変わったことは話していないです。 トランジションでしっかりと相手をコントロールすること、ピックアンドロールでもしっかりとプレッシャーをかけること、最終的にやっぱり一対一のところになってくるので、一対一をしっかり守りきる、リバウンドを取るというところの話しか基本的にはしていないです。ただ、オフェンスでいいチームとしてのバスケットをしたことが、いいディフェンスにつながった部分が非常に大きいと思っています。あとは、我慢しなきゃいけないことを彼らが覚えたかなと思っています。何をしっかりとやることによって、そのゲーム、自分たちに勢いがないときに何をしなきゃいけないか、ということを理解した上でやれたというのが大きかったです。
- Q.オフェンスからいい流れという話があったが、それは1Qで3Pが立て続けに決まったあたりか?
- チームとしてどういったオフェンスをしたいか、どうやってアドバンテージを作っていくかというところが、試合を通して比較的今までの試合に比べればできたかなと思ってます。今までの試合だと苦し紛れな一対一になってしまったり、自分たちがどんなオフェンスをしたいかもわからないような、言い方が難しいですけども、同じ絵を描いてプレーできていない状況によるミスがあったんですけども、今日はそういったところがなかったので、常にどこでチャンスを作りに行くか、どういうオフェンスをするかというところが続いていったところが今までとの違いかなと思います。
- Q.HCから見て一番ここが勝利に繋がったものを挙げるとしたら?
- 一つ、今までの選手たちの様子やチームの様子が違ったかなと思っています。すごく落ち着いていたと思いますし、落ち着いていたというのはさっきお話した通り、何をしなきゃいけないかというのをみんなが同じ共通認識を元にやっていたっていうところ、その中でしっかりとファイトしなきゃいけないってことも彼らはしっかりと分かってますし、そういったところっていうのが今までの試合だったらちょっと慌ててしまった部分だったりあったと思うんですけど、そこが一つ同じ方向を向いて戦えたところかなと思ってます。
- Q.明日の勝敗のポイントはどこに?
- 明日は本当に琉球さんが目の色変えてくるというのは明らかなので、そこに対してしっかりと強い気持ちを持ってくる、それを上回る気持ちで来ないともう本当に試合にならない可能性もあるというふうに思っています。なので、琉球さんに対して自分たちが食ってやるんだという思いで来ないといけないというところが一番大事だと思います。
- Q.B1での復帰後の初勝利、個人としての感想は?
- 明日も勝ちたいだけです。自分は負けても勝ってもしっかりとより良くなり続けるということが一番大事だと思っています。良くなったら、その次良くなるのはもっと大変だと思っているので、ただそこを乗り越えたいという欲がすごくあるので、そんなことを考えています。
野本大智選手
- 総括
- 今日は勝利という形で終われたことが本当に大きいなと思います。開幕して4連敗していて、チームとしては本当に勝ちが欲しい状況でリーグの中でもトップチームの相手にしっかり自分たちのバスケットで勝利を収められたということがまず一つ、本当に大きいと思います。自分たちにとって自信になる勝利だったと思いますが、今のところはこれで何か成し遂げたわけではないという気持ちもあるので、明日も試合がありますししっかり勝ちたいと思います。
- Q.相手のPGに対して非常にハードにいっていた
- そこに関しては、僕としては良くなかったなっていうのがあります。今日の試合、スタートでTEE(田原)さんが出たりとかして相手の岸本選手にプレッシャーだったりとか圧をかけていた中で、もう少し僕自身もやれた部分はあったんではないかなというところはがあるので、明日は自分の反省として改善していきたいと思います。
- Q.この1勝を素直にどういう感想か?
- 本当に嬉しいです。ただ、手放しでめちゃくちゃ嬉しいっていう感じでもなくて、本当に始まったばかりですし、僕らは西地区でも下の方だと思うし、そういった自分たちの立ち位置っていうのもしっかり理解しながら、そこにずっといるつもりもないですし、ここからこの勝ちをきっかけに僕たちのゲームをしてしっかり勝っていかなきゃいけないし、その一つのきっかけとなる1勝になればいいかな、と思っています。
- Q.Bプレミア参入が決まって、チームとして雰囲気も変わったのか
- Bプレミアに参入できたってことは、レイクスのフロントスタッフの方だったり、本当にクラブの努力の結果だと思うので、そこに関しては他人事みたいになっちゃいますけど、本当におめでとうございますという感じで、本当に嬉しいです。
ケニーさんはクラブが発表を見ているところにも行っていて、チームにそういった話もされていて、クラブが今何か一つ結果を出してやっている中で、チームとしてもそこに続いてしっかり結果を出さないといけないよねという話もされていて、その中でこうやって一つ勝てたことは良かったですし、本当にクラブとしてプレミアに行けると決まったことは素晴らしいことだと思います。
- Q.3Qから4Qで点差が一桁まで詰まるなど苦しい時間帯もあったが、その時はどんなことを考えていたのか?
- この試合だけじゃなくて、たまたま3Qなのかもしれないですけど、そういう時間帯に入ることが多くありました。そこで相手に流れが行ってしまうということは何回も経験していて、その中で今度は自分たちがどうやって自分たちのペースに持っていくかだったりとか、そういったところは本当に何回も言いますけど、ずっと経験してきたことでした。
そこでチームとして落ちないようにポイントガードとして自分がどうやって表現していくか、アタックできるところをアタックするし、当たっている選手にパスを配給したりとか、そういったところは自分のゲームコントロールという部分で課題だと思っていた中で、そういったところの判断は自分にとってすごい良かったと思います。
逆にそうではない時もあった中で3Qをしっかり持ちこたえられたこと、それはすごいチームとして良かったことなのかなと思います。(要因として)相手のトランジションを制限することと、リバウンドが本当に強いチームなので、しっかり守ってタフショットを打たせてしっかりリバウンドを取るディフェンスの部分で、そこからオフェンスにつながるいい流れにつながったかな、と思います。
森山修斗選手
- 総括
- 勝てたのはでかいです。今シーズン初めての勝ちですし、自分にとっても、滋賀に来てから一回も琉球に勝ったことがありませんでした。去年はB2でしたけど、その前2シーズンは結構な試合、数的に言って10試合ぐらい試合をして初めての勝ちだったので、個人的にも嬉しい勝ちになりました。
試合として1ピリで31対18まで持っていけました。そこからクォーターとして見たら2,3,4クォーターは負けてると思うんですけど、その1Qで自分たちのリズムというか、ディフェンスの強度だったりを示した結果が、波を作らず最後勝ち切れたかなというふうに思うので、そのトーンセットというのをTEE(田原)さんがスタートになってディフェンスの強度を上げたり、全員がやってくれたので、そういう部分がチームとして勝てた要因かなと思います。チームで勝ち取った勝利でした。
- Q.今シーズン初の3Pはちょっと肩の荷が下りた感じもあるか?
- 自分の調子が悪いかもしれないですが、打ち続けるっていうのはどんなタイミングでも打てるチャンスというか、打つタイミングが来たら絶対打つ、それを決めるっていうのが自分の仕事だと思うので、打ち切って打ち切って、それが今回決まりました。2秒しかない状態で準備もしてましたし、来たら打つしかないという状況だったので、それをしっかり決められたというのは、ちょっと調子が悪かった分気持ちが楽になったし、ここからどんどん決めていきたいなとと思います。
- Q.「今日は楽しくプレーできました」と試合後に話したのは3Pも決まりハッスルプレーができたから?
- いつも会場の皆さんの応援にすごい熱量を感じているのですが、自分はそこにワーッとなるタイプじゃなかったので、今日改めて周り見ながら凄いなと感じました。そこで応援をもらって気持ち的にも楽しく、そこで応援をすごい感じられたので、それを自分の力にできたし、自分の中で楽しみながらバスケットできたなっていうのが本音だったので、そういうコメントになったかなと思います。
- Q.4Qに明治大学コンビ(常田からのロングパスを森山が繋いでカミングスの得点を演出)炸裂していたが?
- 炸裂してました?笑
最後は奇跡的にいましたけど、よく(あのパスを)取れたなというか、読みが当たったから良かったです。みんなで繋げた得点で、あれがなかったらもしかしたらのシチュエーションもあるかもしれなかったので、ああいう部分で最後の最後まで気持ちを切らさずに繋げられたのは良かったです。
- Q.リバウンドではすごく頑張っている印象だが
- ケニーさん(前田HC)に求められている部分でもありますし、今日は相手のビッグマン2人が強力なオフェンスリバウンドなど、リバンドに対してすごい脅威な力を持っている中で、一人じゃ取れない部分というのはもちろん出てくると思っていました。自分たちがどうにかして触るだけでも多分変わりますし、ちょっとコンタクトするだけでも変わりますし、そういう部分というのは数字に残らない部分もありますけど、ずっとやり続けることが大事だと思うし、それでチームの助けになるんだったらやり続けて、勝ちに繋がると感じています。サイズもちっちゃいですし、やれって言われたわけじゃないですけど、リバウンドは絶対キーになると思うんで、そこで日本人選手がどんだけ絡めるかっていうのはさらに大事になってくるっていう思いで、自分はリバウンドに絡み続けてます。
- Q.外国籍選手など相手の大きい選手に対していくときは、どんな気持ちでやろうと思っているのか
- 相手が大きいから、とかはあまり気にしてないんですけど、キーマンっていう部分で、そのキーマンに対して気持ちで負けたら絶対にやられますし、逆に言ったらそこを止めさえすればチームとしてすごい良い流れになると思っています。キーマンに絶対ボールが集まるのでどのチームに対してもそれができたら、絶対にこっちの流れになるっていうのはどんな相手でも一緒だと思うので、そこに自分が気持ちで負けずに絶対ここをしっかり止めるというか、もちろん一人で止めれない部分もありますけど、逆に言ったらみんなが寄ってくれるし、ヘルプしてくれるから、そういう助けもあってちゃんと守れているように見える部分があります。あれだけボールを持たれるとやられる部分もあるんですけど、やられる回数を減らしながらフラストレーションをためて相手の思うようにさせない、というのが自分のメンタルの持ちようというか、そういうふうに考えながらやっています。
- Q.1Qの森山選手の3Pから立て続けにチームで3Pが決まり流れに乗れたように見えたが
- みんなが気持ちよくプレーできてる時間帯っていうか、ディフェンスをしっかり止められたからオフェンスが気持ちよくなって、ボールが回ってちゃんと打ち切れた面はありました。タフなシチュエーションもありましたけど、でも気持ちの部分というか、ディフェンスでいい流れになってスペーシングが良くて、最後打ち切れるシチュエーション、打たないといけないシチュエーションかもしれないですけど、回ってきてチェックはされるけど打てる状況をみんなが作ることができました。それが本当に上手いこと噛み合って決まり続けたっていうのは、自分きっかけかどうかは正直分かんないですけど、ディフェンスからその流れを持ってこれたんじゃないかなっていうのは要因として考えているんで、そこに関しては自分のディフェンスだったりで流れを持ってこれたっていう部分も非常に大きいかなとは思います。自分一人で守れてるわけじゃないので、ヘルプがあったりした結果、オフェンスでもみんなが回した結果があれだったので、自分が出てる時間帯でって決まったのはすごい良かったです。そういう流れもありますし、逆に言ったら悪い時もあるんで、悪いとこを減らしていいところを増やすっていうのができたら、もっといい試合になるかなって思うので、そこはディフェンスからやっていきたいです。
- Q.B.プレミア参入、どういった気持ちで見ていた
- 練習場で発表を見ていました。やっぱり感慨深いものはありますし、自分としての経験で言えば、滋賀がB1に入った時に「トップリーグで滋賀が見れるんだな」と思って、当時大学生だったので応援したい気持ちになりました。自分がそこにいたいっていう気持ちになったのをすごい覚えていて、そこから一昨年B2に降格してすごい悔しい思いもしたしけど、こうやってまたB1に戻ってきてBプレミアも決まって滋賀県民として滋賀県にトップリーグのチームがあるっていうのはすごい嬉しく思います。滋賀の誇りであり続けるために自分もその一員として頑張りたいです。気持ちが引き締まった部分もありますし、すごい嬉しい気持ちというか、ワクワクする気持ちというか、そういう気持ちです。
マーキース・カミングス選手
- 総括
- 厳しい試合でしたが勝利する事ができて良かったです。最後まで一生懸命にプレーして、勝利を掴み取れた事を誇りに思っていますし、今は幸せです。
- Q.相手のビッグマンに対してどのように対処できたか
- 琉球はインサイドにビッグマンがいてフィジカルが強い事は分かっていたので、自分たちはできるだけタフにプレーし、インサイドで彼らを最小限に抑える必要がありました。そういった意味では良い仕事が出来たと思っています。明日はもっとタフに戦わないといけません。
- Q.今日は多彩な形で得点を決めることができた?
- 今日はアグレッシブにプレーして、色んな攻撃により自分が絡むことができました。明日は今日よりもタフなので、自分がプレーするところとチームメイトを活かすところのバランスをとっていきたいです。
- Q.ブースターへのメッセージ
- 皆さんのサポートに感謝しています。今日は40分を通して皆さんの応援が僕らにエネルギーとモチベーションを与えてくれて、それが勝利に繋がったと思っているので、これからも同じようにサポートしてもらえたら嬉しいです。