伊藤大司選手 現役引退のご報告
いつも滋賀レイクスターズへご声援をいただきありがとうございます。
この度、滋賀レイクスターズの伊藤大司選手が2020-21シーズンをもって現役引退することとなりましたので、ご報告いたします。
伊藤選手は中学卒業と同時にアメリカへ留学し、高校ではNBAのスター選手、ケビン・デュラント選手(ブルックリン・ネッツ)らと一緒にプレー。日本人2人目となるNCAA(全米大学体育協会)Division 1プレーヤーとしてポートランド大学ではキャプテンも務めるなど、日本人では前例のないキャリアを切り拓きました。
大学卒業後の2010年に名門のトヨタ自動車(現アルバルク東京)へプロ選手として入団。2011年に日本代表としてウィリアム・ジョーンズ杯に出場し、11-12シーズンにはトヨタ自動車の主力として天皇杯、JBLの2冠を達成。B.LEAGUE発足後はアルバルク東京、レバンガ北海道を渡り歩き、2018-19シーズンに加入した滋賀レイクスターズではオフコートキャプテンを務めるなど、コート内外問わぬ存在感で所属したチームの精神的な支柱として活躍されてきました。
道なき道を拓き、個人スタッツに残らない部分でも献身する姿勢で11シーズンに渡りトップリーグを盛り上げ続けた伊藤選手の足跡に敬意と感謝の意を表するとともに、新たな挑戦にエールを送りたいと思います。
伊藤選手は6月4日15時にB.LEAGUE自由交渉選手リストに公示されます。
伊藤大司 / Taishi Ito
プロフィール |
背番号:35 |
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経歴 |
鈴鹿市立創徳中(三重県)、モントローズ・クリスチャン高(アメリカ)、ポートランド大(NCAA divⅠ) |
主な成績 | 2020-21シーズンスタッツ |
コメント
伊藤大司選手
滋賀レイクスターズブースターの皆さん、僕にとっての在籍した3年間は多くの経験を得て成長した3年間だったと思っています。
結果として現れない現実を突きつけられた悔しさ。それでも応援していただいているファンの皆さんに勝利を届られなかった悲しさ。そんな中でも1つ1つの勝利を得られたときの喜び。ファンの皆さんの喜ぶ姿や笑顔を見られた時の安心感。自分たちは最後まで戦うぞという姿勢を見せ続けてくれたチームメイトに対しての誇り。
思い返すとたくさんの感情が溢れてきます。
全てが僕にとって本当に貴重な3年間だったと思っています。
結果が良くても悪くても、メンバーが変わっても、どんな時でも最後まで応援やサポートを続けてくださったレイクスブースターの皆さん。皆さんの支えがあったからこそ、このチームは最後まで気持ちを持って戦えてこれたのだと思っています。
僕個人も皆さんの支えがあってこそ、このようなキャリアを過ごせてこれたと思っています。心より感謝しております。ありがとうございました。
そして僕の現役人生に関わってくださったファンの皆さん、関係者の方々、スポンサー様、コーチ、チームメイト全ての皆さんに感謝しています。
本当にありがとうございました。
それでは、伊藤大司は引退します。
釜渕俊彦代表取締役社長兼GM
伊藤大司選手、11シーズンにわたる選手生活お疲れ様でした!
最後の3シーズンを滋賀レイクスターズの仲間として共に戦えたことを誇りに思います。
日本のバスケ界のトップで戦い続けてきた華々しい経歴と、プロアスリートとしての模範たるべき姿勢は、次世代を担う選手たちに対しても多くの財産を残していただいたと思います。
レイクスではオフコートキャプテンとしての役割を十二分に果たしていただきましたが、試合に出場している時も、ベンチに居る時も、練習中も、オフコートでも、チームの中心にいてくれる頼もしい存在でした。
伊藤選手の唯一無二の経験を次のキャリアでも活かし、これからもプレーヤーとは違った形で