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【アウェーゲームチェック】第7節 vs アルバルク東京(11/7-8)

滋賀レイクスターズは11月7日(土)8日(日)、アウェーのアリーナ立川立飛(東京都立川市)でアルバルク東京と対戦します。
現地やバスケットLIVEで応援される方のために、今節のアウェーゲームの見どころをご紹介します。


【TIP-OFF】
GAME1  11月7日(土)15:05
GAME2  11月8日(日)15:05


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第7節 vsアルバルク東京



アルバルク東京
7勝3敗(東地区5位)


2017-18、18-19シーズンのB.LEAGUE連覇、新型コロナウイルスの影響で優勝未決定に終わった19-20シーズンも激戦の東地区1位という「王者」A東京。

今季は新外国籍選手の
デション・トーマスの入国が遅れ、さらに昨季も主力を担ったケビン・ジョーンズもコンディションの問題で10月はわずか2試合に止まるなど、苦しい船出となった。しかし、外国籍選手の数で劣る状況でも、エースの田中大貴、ベテランの竹内譲次、司令塔の安藤誓哉を中心に就任4季目を迎えたルカ・パビチェヴィッチHCの組織的なバスケットを徹底させ、開幕戦では川崎ブレイブサンダースから勝利を挙げるなどハンデを感じさせない戦いぶりで勝率7割という成績を残した。

11月の戦いを前にトーマスの選手登録完了が発表された。公式SNSではトーマスが10月後半に合流したことが報告されていたが、調整などのため試合には出場していなかった。日本デビューが予想される滋賀戦では、バイウィークを挟んでチーム全体の連携熟成にしっかり取り組んできたことが予想されるため、王者の強さは盤石だろう。

アウェーゲームばりだった10月に対し、11月の5試合は全てホームのアリーナ立川立飛で開催されるというのも追い風になることは間違いない。

大黒柱である
アレックス・カークは今季も1試合平均19得点と健在だが、カークでも平均出場時間は30分。日本人も含めて特定の選手に出場時間が偏り過ぎない「タイムシェア」がきっちりできているのも強さの秘訣。チームとしてもスティール数がリーグ3位、ターンオーバーの少なさはリーグ2位と、スター軍団でありながら隙のないチーム力が今季も光っている。
 


王者の組織力に対し、滋賀レイクスターズは組織力と団結力で挑む。
ジョナサン・オクテウスジョーダン・ハミルトンアンガス・ブラントの新外国籍選手〝三本柱〟が揃ってから、平日ゲームと遠征が続いたことでなかなかまとまったチーム練習をすることができていない中で試合に臨んでいたが、10月末のバイウィークを過ごしたことで、リフレッシュとチーム練習に時間をさくことができた。

アルバルク東京戦は局地戦が通用しない総合力の進化が問われる戦い。ただ、その中で「ミスマッチ」を生み出せる可能性があるのがオクテウスのスピードかもしれない。

レバンガ北海道戦で豪快なワンハンドダンクを決めたプレーは鮮烈な印象を与えたが、細身の体から重力を感じさせず初速と長いストライドでディフェンスを割るスピード感のあるドライブは、今のB.LEAGUEには見られないタイプの選手だ。

10月は中盤以降の6試合出場し、チーム合流翌日の出場となった新潟アルビレックス BB戦GAME1以外は二桁得点をマーク。20分に満たない平均出場時間ながら得点は16.7、スリーポイント成功率は46.2%と、「個」で打開できる能力を示している。
それだけでなく、果敢にドライブで切り込むスタイルながら、新潟戦GAME2以降の5試合でのターンオーバーはわずか2つ。ボールを簡単には失わないところでも、停滞した時間にボールを託せる選手である。 




バスケットボールだけでなく、日本の文化や気質にも興味を示すなど、来日して個別待機期間が明けてから半月でも日本での生活をエンジョイしているオクテウス。彼との練習でのマッチアップが同じガードの村上駿斗らチームメートにも好影響を与えている。

アルバルク東京戦はチーム総力が一つの方向に向かなければ太刀打ちができない戦いになるだろうが、オクテウスの「個」の突破が王者の組織にどこまで通用するかも、興味深く見守りたい。



 

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