【アウェーゲームチェック】第5節 vs.レバンガ北海道(10/24-25)
現地やバスケットLIVEで応援される方のために、今節のアウェーゲームの見どころをご紹介します。
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第5節 vsレバンガ北海道
3勝4敗(東地区8位)
今シーズンから地元北海道出身の39歳、宮永雄太HCが指揮を執る北海道。
ここまでは3連敗を喫するなど負けが先行しているが、一方で白星を挙げた相手には富山グラウジーズ(東地区1位)名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区2位)と上位勢が並ぶのが不気味。前節の水曜ナイターでは秋田ノーザンハピネッツを100点ゲームで圧倒しているように、非常に爆発力のあるチームだ。
大黒柱となっているのが千葉ジェッツから新加入したニック・メイヨ。平均プレータイムはチームで唯一30分を超えており、開幕から7試合連続で20得点以上をマークしている。昨季は外国籍選手のレギュレーションの関係で、層の厚い千葉では十分な出場機会を得られずにいたが、主軸として北海道へ迎えられた23歳が持ち味の身体能力を生かしたプレーを遺憾なく発揮している印象だ。秋田戦では4ブロックを決めるなど、ディフェンス面でも相手に与える圧力は大きい。
日本人選手では、所属3シーズン目の中野司がスコアラーとしてブレークしている。ルーキーイヤーの昨季も平均7.2得点と非凡な成績を残していたが、今季は開幕から全試合スターターで起用され、3Pシュートの成功率が40%を超えている。平均得点二桁、プレータイム20分超えは、主力として指揮官の信頼をガッチリ掴んでいる証と言える。
司令塔を務めるガードにも多彩な駒が揃っているのも強みだ。ハードなディフェンスとリーダーシップを誇る橋本竜馬とアウトサイドから勝負強いシュート力を武器にする多嶋朝飛のベテランPGコンビの安定感は健在。ここに新外国籍選手でユーロリーグで活躍した経歴を持つジョーダン・テイラーが加わった。テイラーは新型コロナウイルスの影響で入国と合流が遅れたたが、ぶっつけで挑んだ富山戦で22得点を挙げるなど強力なスコアリング能力を発揮している。
三者三様のガードを展開によって使い分けられることが今季の北海道の強みと言えるだろう。
滋賀レイクスターズは前節の琉球ゴールデンキングス戦では相手のエース、ドウェイン・エバンスに37得点を許すなど相手のストロングポイントを封じ込められず完敗。しかし、合流から1週間しか経っていないジョーダン・ハミルトンが25得点、ジョナサン・オクテウスが21得点と、早速日本で活躍する力があることをブースターに示している。
アンガス・ブラントもリーグ屈指の重戦車、ジャック・クーリーと渡り合い、12リバウンドをマークした。ファウルがかさみそうな相手に対しても1ファウルという安定ぶり。まだまだ細かなシュートタッチは順応中という感があるが、外国籍選手が苦労する日本のジャッジへの順応は全く心配がなさそうだ。
ハミルトンとオクテウスがチームに完全にフィットするにはまだ時間がかかるかもしれないが、ハミルトンは新潟戦、琉球戦でもうまく日本人選手のフリーシュートを演出しているようにアシストもできるのが強み。パスの呼吸が合うようになれば晴山ケビンや谷口光貴らの3Pも伸びてきそうだ。
課題は日本人選手の波の大きさか。勝利した試合でも時間帯による乱高下が激しく、ショーン・デニスHCもハーフタイムに戦術よりもメンタル的なアプローチで立て直しを図っていることを明かしている。流れが相手に傾いた時にしっかりと立て直し、1試合を通して安定した戦い方ができるようになれるかが、若いチームが勝っていくための鍵になってきそうだ。