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【ゲームレポート2025/4/20】第33節 vs アルバルク東京 GAME2


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- 試合会場
- 滋賀ダイハツアリーナ
- 公式入場者数
- 4,438名
スタッツ



ハイライト
試合後コメント
前田 健滋朗HC
総括
ただただ悔しいという一言です。悔しい思いは、このホームで佐賀の試合もそうですし、今日の試合も悔しい思いをしているので、勝利を届けられなかったことを非常に悔しく思っています。次の大阪戦を含めて5試合、いかに一つでも多く、ブースターの皆さんと一緒に勝ちを喜べるかを目指して、残りの5試合をしっかりと戦っていきたいと思っています。
一方で、昨日の試合からそして選手たちでステップアップした部分はあったと思っているので、そこの部分はしっかりとプラスに捉えて、ただ、まだ足らないということを突きつけられていると思っているので、一人一人選手もそうですし、私もそうですし、それぞれのコーチ陣、スタッフ、それぞれがこのまだ足らないという部分をいかに埋めていけるか、そこが勝利するためには必要な部分だと思っています。
Q.ステップアップした部分とは?
ディフェンスを変えた部分もありますし、ディフェンスの一つ一つの反応であったりとか、それこそ守る気持ちだったり、フィジカルさというところはステップアップできたところかなと思います。コートに出た選手がそれを長い時間、もしくは短い時間関わらずやってくれたというのは、ステップアップした部分かな、というふうに思っています。
Q.宮本選手はベンチ入りがない時とかもあったりして、今日出てディフェンスの部分でも貢献したり、スリーも1本決めた
本当に彼は常に練習でもそうですし、常に準備をしてくれている選手です。そういった選手が今日ステップアップしてくれたということは本当に嬉しく思いますし、そうやって、継続して常に準備し続ける力というのは簡単なようで簡単ではない。それを彼が体現してチャンスが来た時にそれを掴む、そういったことをやってくれたかなと思っています。
Q.オフェンス面での今日のプレーはどう評価するか
今日に関しては、バスケットにアタックする部分、それはガード陣、うちで言えばデュクリーのところです。あとはそれによって生まれたクローズアウトというのをスリーポイントにつなげる、コーナーからのスリーポイントというのはそういった状況からジュリアン・デュクリーや、5番の選手がロールをしてそれをコーナーの選手がヘルプをする、それに対してカミングスにパスをして、そこからもう一つコーナーの選手にパスをしてスリー、というシチュエーションがあったと思うんですけど、そういった形でチームとしてシュートを作ることができた時はあったかなと思ってます。
ただ、もっとクオリティーは高くしなきゃいけないと思っています。
Q.本来の攻撃の形ができていた?
難しいですね、本来の形っていうのは。というのも今モータムがいないっていう状況で、いかにカミングス、そしてデュクリーでオフェンスを展開するか、やっていくかっていう部分と、あとはアルバルクさんのディフェンスも出てくると思います。昨日に関してはそこの部分がうまくいかなかったんですけど、今日に関しては昨日に比べてはうまく攻められるシーンもあったかなと思います。
Q.長谷川選手が今節はロシター選手やメインデル選手とマッチアップしていた。昨日は無得点だったが、今日は4得点、今日の彼のプレーはどう見えたか?
最初のロシター選手のポストアップがあったじゃないですか、あれは止めてほしかったです。あれを止められる選手がリーグで価値のある選手ですし、リーグでスペシャルの選手ですし、彼がおそらく望んでいる日本代表につながってくるかなと思っています。あそこの部分を止めてほしかったのが一番の私の思いです。
オフェンス面のところで言うと、長谷川だけではないですけど、なかなかアドバンテージの状況、ローテーションだったり、クローズアウトの状況を、そもそもアルバルクさんが作らせてくれなかったなので、長谷川だけじゃなくて、他の選手もそういった状況はなかなか生まれなかったかなっていうふうに思っています。
そういった状況ができた時は、彼のドリブルドライブだったり、キャッチ&シュートだったり、カットの状況はできるかなと思うんですけど、今回の2試合に関しては、なかなかそういった状況は作ることができなかった、チームとして。ただいい形でフローター決めるシーンはありましたし、ドライブするシーンもあったかなと思っています。
少ないチャンスの中でシュートを決めてくれた部分はあったんですけど、彼がこれからどんなゲームでも活躍するためには、彼がシュートのチャンスを作るという形になっていくのが一番理想かなと思っています。
野本 大智選手
総括
昨日かなり点差を離されて負けた中で、アウェーが続いてホームで久しぶりの試合で、昨日もああいう点差が開きましたけど、たくさん声援を送っててくださって、今日もああいう試合にするわけにはいかなかったし、ホームの声援を強く受けた2試合だったので、本当にそれに応えたかったし、そうできなかったことは悔しいです。
この悔しさを、あと数試合になってきましたけど、一つでも多くしっかり勝って、次の試合も頑張りたいと思います。
Q. 昨日は点差が開いてしまったが、今日は競り合えた。どういったところが変化したか。
相手の(テーブス)海がいなかったというのも正直大きいかなと思います。
いつもと違うメンバーでバスケットしなきゃいけない時間が長いというのは、アルバルクさんにとってはすごく大きなことだと思います。ただ、今日もシュートの回数だったりとかは相手より多く打ってますし、昨日かなりリバウンドの部分でやられて今日も負けてはいますけど、そこでの差は大きかったのかなと思います。
後はプレッシャーをかけて、相手にうまくプレーを入らせないとか、そういったところはチームとしてやりたいところだったし、そこが良かったところかなと思います。あとは3番ポジションの選手が外国籍選手とマッチアップしなきゃいけない時間が長い中で、彼らが本当にファイトしてチームを助けてくれたと思ってます。
Q. モータム選手がいない中、野本選手自身がオフェンスで意識していることは。
今はこれまでと大きくオフェンスは違うことをやっている中で、ジュリアン(デュクリー)はかなりステップアップしていい形でプレーできていますし、そこにボールを配球するとか、今まではブロックに託してアドバンテージを作ってもらったりというのが多かったので、これまでと違ったオフェンスにアジャストするという意識でやってます。
Q. 第4クォーター残り30秒で2点ビハインドの中、野本選手がドライブで中に入っていってターンオーバーになってしまった。
見え方だったりが難しいですが、もっと僕が強くボールを持っていなければならなかったと思います。そこに入るまでのセットアップで、少し狭いところにいってしまったのはあったかなと思うので、また映像を見て反省して次につなげたいです。
Q. 昨日、テーブス選手とマッチアップしてどうだったか。
かなり体が大きくなってましたね(笑)。
代表の試合も見ていますし、海の成長を肌で感じました。昨日の試合だったら、海を中心にいろんなオフェンスが展開されていましたし、得点こそ少なかったけど、アシストやキックアウトからいろんなプレーになっていくっていう中でかなりやられた印象があります。
Q. 自身の成長は感じられたか。
彼と一緒にいた時とは全然違った選手になれてるとは思っています。ただ、昨日もああいう点差になっていますし、そういった選手としっかり渡り合える、越えていく選手になっていく必要があるし、そうじゃないと昨日のようなゲームになるなと感じています。
Q. 宮本選手はベンチに入れない時期もあったが、今日はディフェンス面でも貢献していた。キャプテンとして彼を今シーズン見てきて、どう思ったか。
彼自身厳しい状況だと思っていますし、僕もそれこそ海がいた時は試合に出れないとかベンチに入れない時期も長くありましたし、その中でミヤはすごくネガティブになりやすい状況ではあると思うんですけど、常に自分のやらなきゃいけないことをやっていたと思うし、練習でもシュートを決める場面が多くあったから、今日決めて本人もすごく嬉しいと思うし、僕も嬉しいですけど、驚きはないですし、まだまだこれからもやってくれるんだなと思っています。
宮本 一樹選手
総括
昨日大敗してしまったので、今日はディフェンスのところで締めていかないといけないと思っていました。アルバルクさんは80点以上点を取るチームではなく、ハーフコートでバスケットをしているというところで、80点取られて僕らが90点取るというゲームはなかなか難しい。他のチームとの対戦を見てもそれは難しいというところで、やっぱり60点70点の試合をしていかなきゃいけないという話もありました。
僕は最近、プレータイムがほとんどありませんでしたし、今節まで12月末くらいからホームで試合に出ていなくて、ベンチにも入れていなくて久しぶりの試合だったんですけど、ずっと準備してきたことを出すだけでした。コーチからは僕の役割というのは明確に指示をもらって、ライアン・ロシター選手を止めてくれと簡潔な伝え方をされたので、それに伴ったビデオやスカウティングをして試合に臨んで、多少ファールは僕とCJと比源のところで少し嵩んでしまったんですけど、「ファウルを使っていいから、昨日みたいなイージーなフローターやドライブを止めていかないといけない」というところで、僕ら3人でファールでしっかり切れたというところは、流れを持っていかせないというところで良かったと思います。
Q. 久しぶりにホームの試合に出場して、ディフェンスのストップや3ポイントを決めると大歓声だった
試合に出るだけで大歓声が起こるのは本当にありがたいことですし、その声援に僕も応えなきゃいけないというところで、なかなかアウェーで試合に出ても1分半だったり、それぐらいしかプレータイムをもらえない中で、ゲーム感というところが今シーズンは本当に難しいところではありました。最初の1プレーで結果を出さなきゃいけないという世界で、今日は言われたところをしっかりやることで、最初のメインデル選手のところをワンストップして僕の中でも気持ちが乗ってきましたし、それに会場が沸いて僕の気持ちも高まっていって、コーナースリーもワイドオープンは打つだけと思っていたので、結果的に決めることができて、決めた時の大歓声は本当に気持ちよかったです。
Q. 長い期間試合に出れなかった時も準備をし続けたと思うが、その時はどんな気持ちで向き合ってきたか?
森山さんだったり、ベンチ入っても試合に出る機会が少ない選手と、遠征からホームゲーム、水曜日、土日と試合が続いていく中で、チームとして対人の練習をすることが難しくて、全体の練習が終わった後にプレータイムが短い選手同士で集まって軽い対人の練習をしたりとか、試合前、試合後に僕らだけプラスで動いたり、ただ動くだけじゃなくて相手を見据えてどういう動きが必要だったり、どういう形でシュートを打つことが多いとか、そういうところもちゃんと考えながら日々やってきたので、それが僕以外の選手も言えることですけど、そういうところが試合につながっていくかなと思います。
Q. まだ試合は残っているが、宮本選手にとって今シーズンはバスケ人生の中でどんなシーズンか。
昨シーズンはディフェンスの面をコーチからよく見られていて、それが今シーズンはシュートが入る選手だったり、オフェンスに長けた選手を多く出す、トランジションで早い展開が得意な選手を多く出すというところがコンセプトにあって、その中で僕はオフェンスとディフェンスだとどちらかというとディフェンスのほうが得意なので、その面で結構シーズンの最初から難しいなというのは感じていました。
もちろんまだシーズンは終わってないですけど、試合に出れなくなって本当に苦しいシーズンではあります。でもその中でも、キャリアはここで終わるわけじゃないし、もっと一選手として成長できる何かをつかまなければいけない。やっぱり苦しいと思ってもやり続けなきゃいけないし、シーズンが続いていく中でこういうブロックが出れないとかそういうときに、僕が今日プレータイムが長かったように、日々ステップアップする選手が出てこないといけないと思います。
僕はずっと準備し続けて、それも田原選手がすごく気遣ってくれて、何十試合も連続でベンチに入らないとかあったんですけど、そういう時に彼が声をかけてくれて、「お前はいつでもやれるから準備しておけ」って言われて、その言葉に救われて。途中、精神的にもなかなか上手くいかず、プレーでも上手くいかず、難しい時期もあったんですけど、そういうところで彼が声をかけてくれて、「このシーズン長いから、まだまだチャンスあるよ」と言われて少し前向きになれたというか、本当にここまでやり続けられたというところは、今話をしていても苦しいなと思うけど、自分にとって大切なシーズンだったなと思います。
Q. 田原選手からはどんなタイミングで声をかけられたか。
彼もプレータイムの差が激しくて、思ったように試合に出られない中で、練習前後のワークアウトも一緒にやったりして、「お前はもっとやれる」とか、試合で誰かがディフェンスで困っている時に、「今お前がここで出ればもっとディフェンスが良くなる」とか、今日も僕が試合に出ていると彼が一番嬉しがっていましたし、そういうところを見て僕も嬉しいし、今日できて良かったなって思いました。
長谷川 比源選手
総括
昨日は自分たちが出だしからディフェンスをやることができず、オフェンスもいつもと違ってボールムーブが良くなくタフなジャンプショットを打ってしまって、リバウンドもオフボールでも流れがなかったのでなかなか絡みづらく、完全に相手のやりたいようにやらせしてしまったのがGAME1でした。
今日の試合前のミーティングで、千葉JにGAME1で勝った時みたいに自分たちからもっとアグレッシブにやっていく、フィジカル的にもメンタル的にもそこの部分が、GAME1でもなかったわけではないですが、自分たちが千葉Jに勝った時より明らかにエナジーがなかったので、そこを最初から出してくという部分が大事だと思っていました。
GAME1もスタートで出してもらって、スタートの5人がああいう出だしをしてしまうと、後から出てくる人たちもその流れのままになってしまっていたので、自分としてもすごい責任を感じていましたし、だからこそ今日は前半最初からアグレッシブにやっていくっていうのは自分の中で決めていたので、出だしのところは昨日よりか良かったと思います。
Q. ロシター選手とマッチアップする難しさをどう感じたか
A東京はハーフコートの色々なセットの中からシューター陣だったりポストだったり、そういった事をしていく中で、スカウティングの部分でどういうプレーをするのかは見ていましたが、試合になってくるとそこのアジャストが最初できずに、良い位置で持たせてしまうと、他のチームの外国籍選手はそういうセットの中ではなく急にポストで張ってきたりという事がありました。そこに対しては今までも戦えていた部分がありましたが、A東京のシステム的なオフェンスの中からタイミングよくシールドされてしまったところがでスコアに繋がってしまって、GAME2は自分とミヤさん(宮本)は最初、ロシター選手にマッチアップするというので、ポストを1on1で守って欲しいっていうのを言われていたので、1Qでそこが守れなかったことには責任を感じています。
後半からは徐々にアジャストしてきて、彼がどういうムーブをするのか、そういう部分も2戦通してやっていく中で、だんだん理解してきて、そこでコンテストにいた時にタフなショットに持ち込ませた時はシュート落とすという事ができていたと思います。でもそこを自分が出ていましたし、出だしからしっかり止めなければいけなかったという部分にも責任を感じています。ロシター選手はスキルもあるし、フィニッシュも決めてくるので、まだそこを1対1で守りきれていなかったのは自分としても悔しかったです。
Q. 逆にメインデル選手だと追いかけなければいけないという、対照的な守り方を経験できた事についてはどう感じているか
メインデル選手やロシター選手、ザック選手のようなビッグビックのスクリーンが多くて、オフボールのところもそうですけど、他のチーム以上にそこのスクリーンを壊すことも難しかったです。オンボールの中でも幅があるのでそこで上手くかわせなかった、今日はスイッチをするという話はしてたんですけど、彼の良いピックを使う位置で使わせてしまいました。
そこの部分でもっとオフボールでプレッシャーをかけていれば、、メインデル選手にパスもされなかったと思うし、そういうところの脚力の部分も後半からは良くなってきたんですけど、他の試合と比べて今日は全然というか、2戦ともいつも以上にスクリーンをブレイクしていくことがあの難しかったです。 Bリーグの中でもトップトップのチームとやって自分の存在を示すにはそういうディフェンスの部分でも、例えば自分が中でロシター選手を1対1で守ったり、メインデル選手に簡単に持たせないだとか、そういう部分がもっと上のレベルの選手になるためには必要なことだと思ったので、そこは1つ勉強になりましたし、普段からそういう意識でやっていこうっていうのは、この2戦を通して良い経験できたので、その中でも通用したポゼッションもあったし、その回数をより増やしていかないといけないと思うので、そこは普段からそういうことを意識して、フィジカル的にもディフェンスの脚力の部分をもっと上げていきたいなと思いました。