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【ゲームレポート 2025/1/29】第19節 vs 長崎ヴェルカ
- 試合会場
- 滋賀ダイハツアリーナ
- 公式入場者数
- 4,008名
スタッツ
ハイライト
試合後コメント
前田健滋朗HC
総括
オールスターを挟んでホームゲームにたくさんの皆さんに水曜日にも関わらずお越しいただいて後押していただけたことで、本当に嬉しく思っています。その中で勝利を届けることができなかったことを非常に悔しく思っていますし、次のホームゲーム必ず皆さんに勝利を届けられるように頑張らなければいけないなということを本当に感じた試合でした。
試合の内容に関しては、我々のいい時間帯、反対に良くない時間帯、それが非常に対照的だったなと思っています。その中で新しいことにもチャレンジしている中で手応えを感じる部分、反対にうまくいかない部分、これまでシーズン頭から積み上げてきたもので、良かった部分、反対に良くなかった部分、そういったものが出た試合だったな、と思っていますし、また次週末すぐに試合が来るので、それぞれチームとしても個人としても準備して最高の状態で週末を迎えること、それが非常に重要だと思っています。7試合非常に大事な試合があるという中で、本日悔しい試合になったんですけれども、次週末の2試合、川崎さん、そしてその次の三河さんととにかく一つでも多く勝利をできるように、またしっかりと準備したいと思います。
Q.後半は守備が噛み合わなかったのか?
ディフェンスに関して言えば、前半も後半も両方50点近くっていうところの部分なので、その中で2クォーターに関しては、しっかりとコントロールできた。ただ1,3,4クォーターのところで、(相手の)2ポイント(成功率)が72%っていうところが非常に大きいと思ってますし、レイアップの部分で24/34分、48点、ここの部分が非常に大きかったなと思っています。それはやはり、新しいことにチャレンジしている中でのミス、他にはコミュニケーションがしっかりと取れずに起こってしまったミス、そういったのもあったなというふうに思っています。なので、映像を見てもう一回しっかりと分析しなきゃいけないなとは思うんですけれども、ここの部分というのがかなりこの1,3,4クォーターで非常に我々苦しめたなと思っています。
Q.それはシステム的なものか、あるいは選手の起用であったりとか、組み合わせの部分か
システム的な部分ですね。(ディフェンスの)そこは感触としてはいい部分もあるというふうに思っていて、反対にうまくいかないとき、それによってうまくいかないときもあるというふうに思っています。
Q.使いどころというところか?
使いどころっていうより、何回か同じシステムをやっていて、例えば10回のポジションそのシステムを使ってます。しっかりと止めれるとき、止められないときで止められない中でもやられたくないやられ方をしている。それがちょっと多かったという認識でいます。このシステムで今後使っていくかというところは対戦相手もあることなので、それをメインの武器にしていくかというところは、これから対戦相手によっても変わってくるかなとは思いますけども、こういったものは使いながらやっていくという部分は必要だと思いますし、仙台の試合に関してはそこが一つうまくいって自信になった部分だというふうには思っています。
Q.大事な7試合、そこは最下位を脱出していくために、ここで勝ち星をみたいな意味合いか
シーズン開幕前から最下位予想をされています。その予想というのをしっかりと覆すというところがファーストステップというかチームクラブとしての目標というのもあります。そこを追いかけている中、今最下位に甘んじてしまっている。これを打破することということがチームクラブが目標としていることに近づくことにもつながると思っていますし、その中で順位を縮めるために縮めやすい状況、直接対決になると2連勝すると一気に勝ち数を縮めることができる。1勝1敗だったらそのままというような形の中で、この7試合が重要だという認識と、その7試合でどれくらい勝てるかというところが次のバイウィークが終わった後にもすごく大きくつながってくるというところで7試合を非常に重要視しているというところです。
Q長谷川選手と江原選手がプレータイム0分だったがどういうところが理由だったか?
まず、一番自分のヘッドコーチとしての立場からお話しすると、どうやってこの試合を勝つか、どうやって自分たちの時間帯を作っていくかというところで私は試合に挑んでいます。5つのポジションがあって40分、プレータイム、いわゆる200分ある中で、誰かが増えれば誰かが減ってしまう。彼らがどうこうっていうところっていうのももちろん一つあるとは思います。
ただ一方で、対戦相手によってどういうバスケットを、ゲームをしたいかによってシステムが決まって、じゃあそれというのは誰が体現できるかで、今試合が始まって誰が調子がいいのか、あとは誰と組み合わせがいいのか。そういった中でプレータイムっていうのは決まっていきます。
誰かが増えると誰かが減ってしまうっていうところで、今日の試合に関しては(長谷川)比源とCJ(江原)に関してはプレーする機会っていうのはなかったですけども、それはもう全員に言えることだと思っていますし、今日ベンチに入ることができなかった選手に関しても、光るものっていうのはあるという風に思っています。そういった中で今日の試合に関しては彼ら2人っていうのはプレータイムがなかったというところです。
Q.後半、相手のスティーブ・ザック選手のインサイドかなり狙われたという印象なんですけど、このザック選手に対する対応、止め方はどんな風な指示を出されていたか?
まず持たれる位置が非常に悪かったというふうに思っています。もう一つは誰もディフェンスしていない状況で、そのゴール下のショットになった。もう一つはディフェンスはいるけどもポジションが悪かった。ただディフェンスはしているけどもマッチアップしているのが外国籍選手なのか我々の日本人選手なのか、そういったたくさんのシチュエーションがあったという風に思っています。その中で、少しでも選手がマッチアップしている状況というのを作るために戦術的な変更もしましたし、そこの指示というのも出しました。その中でもう一つはそのポジションというのを少しでも外側ポストの位置にするということもやっていかなきゃいけないという指示は出したんですけれども、ちょっとそこの部分というのは手遅れになってしまったなというのは反省であります。
野本大智選手
総括
仙台に前回の試合で勝った後の試合ということで、本当に勝ちたかったゲームでした。前半1クォーター相手にいい形でやられてしまって、その後僕らの時間帯を作れて、2クオーターでいい形でカムバックできた、その流れを後半に続けて持ってくることができなくて、負けてしまって本当に悔しいです。ただ、今週末また川崎と試合がありますし、そこに向けてしっかり準備して、試合終わった後も言ったんですけど、前半戦の僕らの姿とは違うものを、後半の30試合見せたいという共通認識がチームとしてありますし、それを表現できるように頑張りたいと思います。
Q.前半だけで17得点。得点をとれた要因やその時の感覚はどうだったか。
いい入りができたので、最初にシュートが決まって、自分のいいリズムでプレーができたんじゃないかなと思います。
戦術的なところでは、やっぱり相手はブロック(モータム選手)のところを徹底的に抑えようっていうところがあるので、そこを利用して他の選手が少しズレができたり空いてきたりするので、そこを見逃さないで得点できたところは良かったんじゃないかなと思います。
Q.後半はペースが落ちてしまった。
自分の得点のところはあんまり気にしてないというか、もうちょっと決められるところもあったけど、そこはそんなに気にしてないです。やっぱりチームとして2クォーター良かった時は、しっかり相手のオフェンスを止めて、シュートを外させる上で、その後にしっかりリバウンドが取れて、自分たちの速い展開に持っていけたっていうのがあったと思うんですけど、やっぱりそこのリバウンドの部分でオフェンスリバウンドを相手に取られて、セカンドチャンスであったりとか、自分らの早い展開になかなか持っていけないところもいくつかあったのかなと思っていて、そういった部分でチームとして相手より得点が伸びなかったんじゃないかなと思ってます。
Q.リングに向かう姿勢から得点への意識をすごく感じたが、どのようなメンタリティーだったか。
そこが僕の強みではあると思っているので、リングにアタックすることに関してはずっと続けてきたつもりですし、そこはあんまり変えてはないかなっていうのが正直なところではあります。あとは、さっきも話したんですけど、やっぱりブロック(モータム選手)のところは抑えれようとしたりとか、そういった中で少し僕にオープンのスリーポイントのチャンスができて、そこをしっかり決めきれたことが得点が伸びた要因なのかなと思います。
Q.3勝29敗と大きく負け越してしまっている中ではあるが、平日にも関わらず4000人を超えるブースターが集まった。プレーヤーとして今の状況をどう受け止めているか。
もちろん本当に悔しいし、今まで僕が滋賀レイクスにいた中で、B1であまり勝ててないシーズンがほとんどではあったんですけど、それでもワーストくらい勝ててないのが今で。
その中でチームのキャプテンが自分で、そういった状況は本当に悔しいです。
ただ、悔しいだけでは終わらない。これから自分達がどうしていくか、常に前を向かないといけないし、やっぱりこうやって平日でシーズン3勝っていう中でも、こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて、応援していただけてることは当たり前のことではないし、そこにいち早く応えたいっていう気持ちが僕自身にとってもチームにとってもモチベーションにもなってると思います。
Q.チームビルディングの部分では積み上がってきた手応えだったりはあるか。
そういったところでは、シーズン序盤に苦しんでいた泰希が今すごい良い状態になったりだとか、かわるがわる自分の良さを出している選手がいることはチームとしてすごく良いことだし、そういったことがチームで起こるっていうことは、チームビルディングが悪いとかそういったところではないのかなと思います。ただ、そこのレベルがこのB1中では足りていない。だから今こういう結果だと思いますし、個人個人みんな成長してると思いますし、チームとしても成長していると思うし、ただ、そこを勝てるレベルまで持っていかないと、やっぱりこういう結果になるのは当たり前なので。チームビルディングが良くないとか、そういったところではないとは思うんですけど、チームとしてのレベルをやっぱりB1で勝てるレベルに今の現状ないから、3勝という結果ではあると思いますし、いつ、どうやって、自分たちがそういったレベルになれるか、なっていくかっていうのが大事なのかなと思います。
Q.そのレベルを上げていくために、キャプテンとして自分自身が一番必要だと思っていることは。
個人としてはディフェンスの部分が課題かなと思っています。やっぱり体を張って、ガードだけじゃなくてビックマンにつく時もあるかもしれないし、あとは正しいポジショニングに入るとか、そういったところがまだまだ良くない時間がたまにあるのが今の僕だと思っています。やっぱりそういうのが少しでもあるとチームとして隙になるし、そういったところから相手に攻められるっていうのはあるので、そこが今の僕の課題だし、そこは修正していきたいと思ってます。
チームとしてはディフェンスの部分で、やっぱりかなり相手にスコアされることが多くて、今日も90点近く取っていますけど、相手に100点取られているっていうのが現状で、個人のディフェンスという課題と、チームのたくさん点を取られているっていう課題と少し繋がるところはあるのかなと思ってます。
Q.元キャプテンの狩俣選手と滋賀でやるという少し特別な試合かと思うが、どうだったか。
マサさん(狩俣選手)は僕が特別指定の時のキャプテンで、すごく僕は印象に残っています。僕はキャプテンを中学生までしかやったことなかったんですけど、学生の時にもいろんなチームのキャプテンを見てきた中でも、やっぱり本当に熱くて、勝負に対しての強い思いみたいなものを練習中からすごい出される方で、本当にそういうところを尊敬してるし、こういう人がキャプテンなんだっていうのをその時すごく思いました。それと比べると今自分がそうできているのかって言ったらまだできていないと思うけど、そういった目指すべき一つのキャプテン像みたいのを示してくれた方だと思います。