【ゲームレポート 2024/10/20】第3節 vs琉球ゴールデンキングス GAME2
試合会場 | 滋賀ダイハツアリーナ |
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公式入場者数 | 4,547名 レギュラーシーズンのクラブ最多記録を更新 |
アナリティクス
チームスタッツ
BOX SCORE
ハイライト
試合後コメント
前田健滋朗HC
- 総括
- 今日も本当にたくさんの皆さんに来ていただいて、熱い声援をしていただいて、本当にありがとうございましたということをまずお伝えしたいです。そして、最後点差がつくような状況になってしまったというところに関して、最後までしっかりとゲームを作っていくというところができなかったことは、本当に大きな責任を感じています。
自分たちの物差しという話をよくしていると思うんですけれども、自分たちの物差しの中では、昨日なんとか勝つことができて、今日、琉球さんが目の色を変えてやってくるという中で、なんとか前半を得点差的には3点差という中で進めることができたというところは自分たちの物差しで言えば、一つステップアップできた部分かなと思います。
ただ一方で、その次の後半に対して、自分たちが戦いきることができなかったというところはステップを踏んでいるからこそ出てきた壁かな、と思っています。なので、そこの部分でしっかりとまたステップアップしたいなと思っています。
もう一つはリーグで戦っていくという物差しで言えば、おそらく今日の琉球さんのような戦いだったり、絶対に勝つっていう思いを持ってプレーする、それがおそらくB1で勝っていく戦っていく物差しなのかなというふうには思っています。なので、その物差しを見せられた、見ることができたっていう言い方もあると思うんですけど、見せられたその中で勝つ、勝っていく。B1の中で勝っていくというのは、まだまだ自分たちはステップアップしなきゃいけないなと思っていますし、そのためにはまたしっかりと今日から明日とより良くしていって、水曜日またステップアップした形でリーグの中で勝っていく、そのレベルに持っていきたいと思っています。
- Q.2試合を通して得たもの、これからの課題
- そうですね。本当のB1(を体感できたこと)じゃないですかね。それは絶対勝つという思いを持った相手と対戦する、そのために最高の準備をしてくる。うちに対して戦術的にもそうですし、今のメンタル的なところもそうですし、全てにおいていろんな課題というか、問題を出される。それをどんどんクリアしていかなきゃいけない。 それに対してしっかりと対応していく、上回っていくというところですね。
昨日お話しした通り、1個勝ったら2個目が難しい、2個勝ったら3つ目が難しい。もうその連続でずっと勝っているチームとは、それがすごすぎるっていう話だと思うので。でも難しいけども、そこでしっかりとステップアップできればまた自分たちは強くなれるしっていうところはあるかなと思うので、ここまで来たところがまだ一つの自分たちの成長かなと思っています。
- Q.勝たないと見えてこなかったところに行けたって感じ?
- そうだと思います。 昨日とは琉球さんの目の色が違ったと思いますし、「絶対ぶっ潰す」という感じで来てたと思います。わからないですけど、もし昨日自分たちが負けてたら今日の琉球さんとは対戦できなかったというふうに思います。
- Q.本気になってきた琉球と戦えた。本気にすることができたということか
- そうですね。 ただまだまだ絶対、彼らはもっと素晴らしい力を持っていると思います。ただ、そこに自分たちが勝っていきたい、そういったクラブになっていきたいという思いは絶対にありますし、そういった姿というのをブースターの皆さんにもお見せしたいし、勝ちを届けたいというふうに思っています。
- Q.前半競り合えた要因と、3Q以降点差が大きくなった要因について
- ディフェンスで何本かスティールするような状況が生まれて、トランジションの状況が生まれたことによって五分に持っていけたかなと思っています。前半もリバウンドがかなり取られていましたし、それが後半引き続きやられていたというところではあると思うので、なんとか前半持っていけたというところは何本かスティールからトランジションが生まれたというところが競り合えた要因かなと思っています。
後半離された部分に関しては、正直言うと、昨日は松脇選手の3Pの確率が6分の1でなんとか助けられていた部分というのを、今日に関しては彼にこれだけ気持ちよく打たれると、それぐらい決める力がある選手だと思いますし、彼からしたらこれぐらい決めた当たり前だったのかなと。うちとしてむちゃくちゃ難しいものにして、それを決めきってたっていうよりかは、うちのディフェンスの甘さをついてきてたのかなっていうふうに思ってます。
- Q.後半の入りの部分が課題に感じる気もするが、コーチとしてはどう考えるか?
- 現状として、大阪の試合と今日の試合と、3Qでそういった状況というのが生まれています。それはもう疑いのない事実だというふうに思っています。 それはおそらく、自分たちが点を取れなくて、対戦相手が得点を取ることによって大きい点差になる。それって今は3Qに起こっている状況ですけど、どのクオーターになったとしても、その状況になれば一気に点が開くというものかなというふうに思っています。なので、自分たちとしてはしっかりとまずオフェンスでもディフェンスでもポジティブな部分をその時間帯に持ってくるというのが一つだと思っています。
もう一つは、自分たちでその流れを止めなきゃいけない、というのが一つ。 止めてしまうとおそらくそのまま開くことなく進むと思っています。 なので自分たちがポジティブなものを持ってきて得点を重ねる、止める。どっちも均衡している状態というのを作り出す。自分たちのチャンスを待つと言うと変ですけども、120%のポゼッションを毎ポゼッションやり続けて、自分たちに流れが来るのを待つということが必要かなというふうに思ってます。
なので、どのクオーターでもそれがすべてだというふうに思っています。 あとは、自分たちの戦い方としては、もうずっと武器を磨いていくところと、武器を増やしていくことっていうのはもちろん必要だとと思っています。 そうすることによって、40分のゲームで試合に勝っていくということができるかなと思っているので、何個かの要素というのがあって、この3Qでのランをされると思っているので、そう考えています。
- Q.開幕から6試合を終えて、成長のスピードは想定の範囲内か?
- 足りないと思っています。 今1勝5敗ですし、昨日から今日ステップアップできた部分はありますけど、まだまだ足りないと思っているので、自分がすごく大事にしているのは成長のスピードだと思っているので、それを早くしないといけないというふうに思っています。
それは負けた後だろうが勝った後だろうが60試合と言ってもあっという間に過ぎますし、それこそ次の水曜日のゲームってすぐ来て、チームとしては1回プラス当日の2回しか練習できなくて、そういった中でどんどん対戦相手は次のチャレンジを与えてくる、問題提起してくるのに対して、突破していかなきゃいけない。選手も同じで、いい活躍をした、よかったじゃなくてそしたら次は絶対止めに来るし、その次もう一個超えれるかっていうところが大事だと思うので、なんで常に成長のスピードを早くし続けることが一番大事だと思っています。
田原隆徳選手
- 総括
- 昨日、プレーオフチームに勝てたというのは自分たちのステップアップにつながる試合でした。今日はそう簡単にいかないとヘッドコーチと話していて、相手は自分たちを絶対にやっつけに来るとわかっていたので、気持ちの部分で絶対負けないように戦いました。
前半そこの部分のぶつかり合いでちょっと離されそうになったんですけど、カムバックして。 2Q終わった時には 3点ビハインドで、自分たちのいい流れで終われたのはすごく自分たちにとってもステップアップになりましし、全然やれるっていう気持ちになりました。
ただ、3Qは悪くはなかったんですけど、やっぱりフィジカルのとこで、一つのスクリーンだったり、ディフェンスの部分でもう少しガードがプッシュしたり 、相手の松脇選手の3Pが当たっていた部分はもう少しフィジカルに自分たちがやれたら良かったかなと思います。
そこだけじゃないんですけど、全体的に気持ちの部分で維持できなかった、 3Qで離れてしまった時に「またやるぞ」というう気持ちで盛り返しできなかったっていうのが、ずっと 3.4 クオーター続いて終わってしまったので、そこはもう何点差つこうが、もう関係なく自分たちのバスケットを遂行する。少し審判の方でコントロールがそっちに意識がいってしまった部分もあるんですけど、そこを自分たちのバスケットを信じて集中しきればよかったかなとは思いますけど。全体的に見たら成長ができたかなっていうふうに思います。
- Q.2日間対戦してみて、琉球の選手たちの違いは感じましたか?
- 今日の方が絶対負けられないというか、まず入りのメンタリティーな部分が全然違うというか。プラスでそのやっていく選手たちの気迫だったり、絶対負けられないという選手一人一人のものが全然違ったっていうのは感じました。
前半は対等にできてたんですけど、後半で一気にやられてしまってずっと殴り続けられたって感じです。そこで立ち上がってまた殴り返すという形はできなかったんで、そこをまた3Qの課題の部分はプレシーズンも含めてシーズンも含めてちょっとまだあるので、最近はちょっと良くなってきたんですけど、ま同じような形になってしまったんで、そこは切り替えて反省して、水曜日も試合あるので、しっかりとそこに向けて戦っていきたいと思います。
- Q.北海道戦は古巣対決となる。元北海道の選手も多い
- (市岡)ショーン、キース(カミングス)、ブロック(モータム)、俺かな?
そこまで古巣だからっていうことはなく、絶対自分たちのバスケットをやり続けて、毎日の練習から試合に向けてちゃんと確実に成長していくだけかなと思います。
自分たちもケニーさんも、1% でも毎日成長していくというを言っていて、言っているだけじゃなくて実行している自分たちも成長しているのがわかるぐらい、今いい形になってますし、負けてしまってはいるんですけど、そこはもうやり続けて、自分たちのバスケットを信じてやれれば、結果はおのずとついてくるのかなとは思いますし、もしそれを結果がついてこなくてもそのやってることはもう絶対正しいと思っているので、そこは信じてやります。
北海道出身で 24年間北海道に住んでたので、やっぱり大好きな土地ですし、生まれた土地でもありますし、 北海道出るならバスケットをやめるぐらいに言っていたぐらい思い入れもありますし、今こうやってB1に帰ってきて、その北海道とまたやれるって事で、いい意味で恩返しをしたいと思っています。
- Q.この2試合は1Qのディフェンスからいい流れを作れていたと思う、ご自身の評価は?
- 自分も映像を見た部分でアグレッシブにディフェンスはできていたかなとは思うんですけど、フィジカルにもっともっといけたんじゃないかっていうのはあります。でも周りの評価というか、コーチ陣からはよくやったという言い方が正しいのかわからないんですけど、そういう風に言ってもらえました。
ただ、自分的には納得は行ってなくて、満足はしない部分もあって、今日もそれを意識してもう絶対にやらせないっていうのをやって、昨日よりはステップアップできたかなと思いますが、もっともっとやり続けないといけないなっていうのはありますし、相手のエースガードを任されることが多分あると思うので、しっかり潰していい流れを持って行ってチームに貢献したいとは思ってます。
オフェンス面では、役割はガードもたまにしますけど、今は大智(野本)と游とケイ(大庭)がポイントカードでプッシュできるので、その役割は3人に完璧に任せて、自分はコーナーステイだったり、自分がサイドでピックを起こしてドライブして、そこからパスだったりというのを練習からもやってます。
あとはもうシュートはもう来たら絶対打つっても決めてるんで、パーセンテージを気にしないで、もう空いたら打つという気持ちで、メンタルはぶれないでやってます。
- Q.相手のエースの選手につくとき、どんなメンタリティでやっているのか?
- メンタリティーは負けないぞっていうのはあります。 自分がスカウティングだったり、試合やる前にどういう癖だったりとかっていうのは、ちゃんとしっかりした上で、バスケットはオフェンスが有利なスポーツではあるので、アクシデントがある中で、それでもそこに左右されずにしっかり自分やチームのやるべきことを徹底して、マークマンにつき続ける、やり続けることによって、 もしかしたら1Qだけでは見えない部分が 4Qになった時に3Pがが入らなくなったり、疲れが出てきたりと長期戦で見てる部分はあるんで、1Qだけを見るんじゃなくて全体的に見て削っていく。そういう風に自分はやってるんで、チームプレイだと思います。
野本大智選手
- 総括
- 昨日勝っての今日ということで、琉球さんのマインドセットの部分が全然違いました。前半は僕らも戦えていたと思うんですけど、後半に一気に離されてしまい、琉球さんにB1のトップレベルを感じさせられた、そんなゲームでした。
- Q.昨日の試合を受けて琉球がより強く来たと思うが、対戦してみての感想は
- 昨日と全然違ったし、やりたいことを全部やられてという負け方でした。しかしこれに僕らがもう戦えないかとか、それとはまた違うなとは思っています。松脇選手が3Pを連続で決めたりとか、向こうに勢いが大きく傾いた時に、そこで一本僕らが止めていたら違う展開になったと思いますが、それを一つも止められなかったのが今の僕らです。ただ僕らにはまだ改善するところも、伸びしろみたいな部分もたくさんあると思ってるし、これからの成長次第でこういったチームともしっかり戦えて、最後勝ちにいけるようなチームになれるとは思ってます。
- Q.6試合を終えての現在の成績を、キャプテンとしてどう捉えているか。
- 自分たちの現在地というか、それはもう結果の通りだと思います。ただ、この6試合でも1試合1試合、明日はこういう風に成長したいとか、次の練習ではこうなっていこうとか、そういった段階はしっかり踏めています。それは練習でも試合でもそうだと思っていて、その結果が昨日の勝ちだと思うし、今日の前半までしっかり戦えたことは、僕らにとっての成長の結果でポジティブに自分たちが捉えるべき部分かなと思います。
ただ1勝5敗と勝てていない結果には、個人としてもチームとしても悔しい想いがあります。しかし1/10しか終わってなくて、ここから僕らがこの成長を止めないで続けていけばその先に僕らにとって良い未来が待っているんじゃないかなとは思ってます。
- Q.本気の琉球と戦って得られたものと、それを超えるため必要なもの
- スイッチの入れ方とか、3Qのスイッチが切り替わった時に本当に止まらない、そんな琉球さんだと感じましたし、そこで一本も止められない僕らとの差が、後半の大きな差につながったかなと思っています。ただそれがこれから勝てないとかは全然思いませんし、今度はその一つを止められるようになろうとか、2つ連続でストップできるようになろうとか、そういった先に僕らが勝てる未来があると思うので、B1トップレベルのバスケットをこの段階で感じられたことはチームにとってプラスでした。
- Q.相手のスイッチの切り替わり方はメンタルの部分なのか、それともフィジカル面で感じたのか
- どっちもですね。経験のある選手がたくさんいて、ゴール下も特に後半はもう支配されましたし、外からも決められて、結果で分かりやすくスイッチの切り替えみたいなものが感じられました。
- Q.チームの成長速度をどう感じているか
- HCが、成長速度はまだこれじゃいけないと話していたのをインタビューで見て、そこはもちろんそうだと思います。ただ、ちゃんと成長できている事はポジティブですし、横ばいになったりとか下がったりとか、僕らがそうなってしまうと今日はもっとボコボコにされたと思います。ただ、僕らは上がっているからそこはポジティブに感じています。その反面、コーチが求めるものには足りていないのも事実なので、そこは僕ら次第なのでチームが一つになって上がっていくだけです。
- Q.今シーズンからキャプテンに就任してみて、現時点ではどう感じているか
- ただ必死にやってるだけという感じです。結果としては昨シーズンよりは今の方がいいと思いますが、それがキャプテンになったからなのか、チームから求められる役割が変わったからなのか、色々な要因があると思うので、キャプテンになったからかどうかは分からないですが難しいですね。そういった役割を任せてもらって、自分としても一皮剥けないといけないというところで、必死にそれに応えようと頑張っている感じです。
キャプテンになるにしろならないにしろ、昨シーズンはリーダーと言われる選手が本当にたくさんいたチームでしたが、今シーズンは自分がキャプテンだろうとなかろうとリーダーシップを発揮するのはシーズン始まる前に決めていたので、そこにキャプテンという役割が乗った感覚です。
大庭圭太郎選手
- 総括
- 昨日とはまた違った展開になってしまいました。特に3Qに、相手の松脇選手のところで3Pを何本かやられてしまって、直後のタイムアウトに集中して修正しようと話をしていたのですが、その後も立て続けにやられてしまって琉球のペースに持っていかれてしまいました。 それは反省点だったんですが、前半は相手が昨日以上に戦いにきていた部分で、こっちもしっかり殴り合いで喰らいついたのはステップアップしたところだと思うので、これを後半も続けていけるようになれば良いなと感じています。
- Q.昨日今日とリーグトップクラスの岸本選手をマークした
- 僕は必死で行っているのですが、うまくファールを貰われたり経験の差を感じました。(昨日のプレーでは)自分の仕事を短い時間でしたがしっかりやることができて、それが昨日の勝利に繋がった部分もあったので嬉しい反面、これを続けていかないと僕の生きていく道はないなというのはすごい感じました。
- Q.現状のチーム内でのPGとしての立ち位置と、どういった部分に成長の必要性を感じているか
- ガードとしてゲームをコントロールするところで、自分自身がプラスに持っていければチームをプラスになるというところは練習から言われていますが、逆に自分がプラスでない時に、どうやってチームをプラスに持っていけるかというところをガードとして成長させないといけないなと思っています。 ディフェンスのところで、アグレッシブに相手をイライラさせるところをもっと成長させていかないと、游はディフェンスもうまいですし、大智さん(野本)もオフェンスで引っ張っていく力があるので、そこに劣らない武器を見つけていかないといけないかなとは感じます。
- Q.武器という話で言うと、この琉球戦でスピードという特徴が出せたように感じるが
- スピードの部分では相手も嫌がっていたと思うので、自分の持ち味を発揮できたのは良かったなと思います。(岸本選手をぶっちぎった場面は)同じガードで岸本選手も非常に速くて、ディフェンスも素晴らしい選手なので、そこをちぎれたのは自分の中でも自信になりました。